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ソフトバンク/IDCフロンティア 東京都府中市に大規模データセンターを開業
2020.12.07 15:01
ソフトバンク(東京都港区)とIDCフロンティア(東京都千代田区)は、大手クラウドサービスプロバイダー(ハイパースケーラー)の需要に対応した大規模データセンター「東京府中データセンター」を東京都府中市に開設し、今月1日から運用を開始した。同データセンターは、両社が保有するデータセンターで最大の規模。
同データセンターの受電容量は最大50MW。延床面積は4・5万㎡で、ソフトバンクが保有する都内最大のデータセンターの約2倍。サーバー棟とオフィス棟で構成しており、サーバー棟には約4000ラックの設備を収容し、室単位のデータホールサービスや、高密度かつ1ラック当たり最大20kVAの電力高負荷対応を実現するコロケーションサービス、各種マネジメントサービスを提供する。また、同データセンターのオフィス棟の一部を、利用者専用のオフィスやラボ環境などに利用できる多目的スペースとして提供する。
さらに、ニューノーマル時代に即したセキュリティーとして、高い精度とスピードを誇る最新の顔認証システムを導入しており、非対面かつ非接触型でスピーディーな入館が可能。サーバールームの入退室は、顔認証に加えて他の生体認証(静脈認証など)を組み合わせることで、物理キーを使用せずにラックを解錠することもでき、より高度なセキュリティーを実現することが可能。
ソフトバンクは、同データセンターを国内外の他の通信事業者の回線サービスなどにも対応したキャリアフリーのスペースとして提供する。また、同データセンターと都内にある自社のネットワークセンターなどを低遅延かつ高品質の伝送路システムで接続する。
IDCフロンティアは、長年のデータセンター運用の知見を生かし、同データセンターを含む両社のデータセンター15拠点の運用と管理を行う。また、他のIDCフロンティアの拠点およびクラウドサービスとも接続し、データホールサービスやコロケーションサービスなど顧客のビジネスニーズに合わせた高品質なIT基盤を提供する。