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東京建物 「中野セントラルパーク」の建物内覧会・夏まつりを開催
2012.08.20 12:02
東京建物(東京都中央区)はJR線・東京メトロ「中野」駅の駅至近に今年5月に竣工した「中野セントラルパーク」の建物内覧会を8月3日に開催。
建物内覧会では日本最大級のメガプレートのモデルルームおよび上層階からの眺望のほか、再開発ならではのエリア全体の防災施設を見学。さらに、新たな働き方の一つとして本プロジェクトが提案している緑豊かな公共空地「パークアベニュー」を活用した青空ミーティングの事例などが紹介された。
その後、同社の取締役・都市開発事業部長である高野一郎氏が挨拶を行った。
「開発に携わった人間から『中野セントラルパーク』についてお伝えいたしますと、広大な緑地空間が広がるローケーションは全国を見渡しても希少性が高いのではないかと思います。そのため、仰々しくいえば公園の中に街を作るというような意識で計画当初から関わってきました。昨今、厳しい経済状況が続いていますが、テナント様には立地などの条件をご評価いただいて入居いただいております。ただ、残念ながら、竣工時に満床状態でのオープンは叶いませんでした。しかし、完成後、本社機能の移転を決めていただく企業様がいらっしゃるなど、手応えを感じつつあります。近いうちに稼働率100%を目指して取り組んで参りたいです」
同氏への質疑応答が行われた後、出席希望者はキリンビールや中野観光協会、地域住民などと連携して開催されてプレイベントの夏まつりに参加。夏まつりではビアガーデンや子供たちとクリエーターによる作品紹介のデジタルアートの上映が行われ、記者のほか、「中野セントラルパーク」の入居テナント、オフィスワーカー、隣接大学の関係者などが多数集まり、賑わいを見せた。