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大崎エリアマネージメント 大崎発の貸し切り列車、今年も運行
2012.08.20 12:07
「大崎」駅周辺の再開発地域の運営を行うNPO法人・大崎エリアマネージメントが今秋、JR山手線の貸し切り列車を運行させる。
この貸し切り列車は10月に行われる地域おこしイベント「しながわ夢さん橋」の一環として毎年実施されているもので、イベントは今年で25回目。東京を約1時間で1周する山手線には29の駅があるが、「大崎」駅発着の特別列車が仕立てられ全てノンストップで運行される。車内ではタレントが1日駅長として乗車しゲームなども行われるが、実は意外と好評なのが「駅の通過」なのだという。各駅停車しかない山手線では電車が駅を素通りすることはまず考えられない。通り過ぎていく電車に驚く人々を車内から眺めるのが何とも楽しいのだという。
「当時の時世もあったのでしょうが、昨今では貸し切りの申請をだしてもなかなか通らないようです」と話すのは同法人の山口氏。地域おこしのため始めたイベントに、何か呼び物となるものをと考え出された「ノンストップ山手線」。今ではリピーターも増え、募集開始後すぐ満席になるほどの人気ぶりだ。乗車申し込みは往復はがきで受け付けている。