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東京ビルヂング協会 「防災ポケットブック(改訂版)」「中小ビルの災害対応マニュアル2012年版」の販売を開始
2012.06.04 11:39
東京ビルヂング協会(東京都千代田区)は5月28日、「防災ポケットブック(改訂版)」ならびに「中小ビルの災害対応マニュアル2012年版」の記者発表会を開催した。同協会内の研究組織・中小ビル事業委員会(当時は中小ビル経営者研究会)では、平成18年に「防災ポケットブック」と「災害対応手順ファイル」を発表。今回は東日本大震災を経て、追加情報を盛り込んだ改訂版を作成。中小ビルオーナー及びテナント企業に対しての防災への意識向上や啓発を推進する。
発表会の中で中小ビル事業委員会の猪股徳臣委員長は、「大規模ビルなどでは十分な防災対策が講じられている一方で、中小ビルでは未だ災害への備えが不十分であるというのが現状です。『防災ポケットブック(改訂版)』、『中小ビルの災害対応マニュアル2012年版』をオーナー・テナントの共助のもと活用し、テナントサービスの一助としていただきたいと思います」と述べた。
「防災ポケットブック(改訂版)」は携帯できるサードサイズの折りたたみ式マニュアルで、地震発生時の正しい行動や災害時に役立つ情報サイトのQRコード、携帯者自身が記入する避難経路や緊急連絡先などが掲載されている。「中小ビルの災害対応マニュアル」は、災害対応の手順を防災組織図や備蓄容認の確認欄などの準備編、災害発生時の対処を項目化した被災編、被災した際の掲示物のサンプル文例を集めた資料編の3部構成で明確化。図解やチェックリストを用いて誰でも容易に防災管理体制を構築することができる。
なお、「防災ポケットブック(改訂版)」と「中小ビルの災害対応マニュアル2012年版」は、同協会の非会員でも購入することが可能。5月末から同協会ウェブサイト上に情報を掲示しており、同協会に問い合わせることで購入することができる。