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パナソニックがサービス提供を実証 小型ロボット公道走行し宅配

2020.12.14 11:02

 パナソニック(大阪府門真市)は7日、神奈川県藤沢市の「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」において、小型低速ロボットを使った住宅街向け配送サービスの実証実験を行うと発表した。11月から行っている公道での走行検証を継続し、2021年2月からは実証サービスの提供と検証を行う。ロボットで新たな配送サービスを提供し、人とモビリティが共存する活気あるコミュニティづくりに貢献していく考えだ。
 拡大を続けるEコマースやフードデリバリーなどで人々のくらしが便利になる一方、現場では宅配員不足の深刻化に加え、非対面・非接触など新たな生活様式への対応も急務となっている。「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」では2014年の街びらき以降くらしの価値向上に取り組んでおり、住民と対話しながら新たな配送サービスの実現に向けた取り組みを加速していく。
 今回の取り組みは、国が今年7月に策定した「成長戦略実行計画」における「低速・小型の自動走行ロボットの社会実装に向けて遠隔監視・操作型の公道走行実証を実施する」との方針を踏まえたもの。パナソニックは経済産業省が主催する「自動走行ロボットを活用した配送の実現に向けた官民協議会」に参画し、今回の研究開発および実証活動の一部は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けた技術開発事業」の補助を受けて実施する。




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