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NTT都市開発/京都市 新道小学校跡地活用の協定書を締結 花街の特徴生かした宿泊施設など開発

2020.12.14 11:18

 NTT都市開発(東京都千代田区)は、今年4月に公表された京都市の「元新道小学校跡地活用に係るプロポーザル」に応募し、10月には契約候補事業者として選定されていたが、今月8日に京都市と基本協定書を締結した。今後、京都市と地域住民および同社の三者で構成する事前協議会を設置・開催し、事業化に向けた合意形成のための協議を進める。
 元新道小学校跡地活用においては、「花街文化の発展と新たな賑わいづくりを通して、更なる地域の活性化と魅力あるまちづくりに貢献する施設」の実現をめざす。事業コンセプトは、「『街の記憶の継承』と『新たな共存価値』の創造」。宿泊施設、地域施設に加え、小学校と共存してきた宮川町歌舞練場もあわせて建て替えることで、地域の人々が守り続けてきた歴史と文化を継承し、新たな人の流れを生む一体的な街づくりを行う。
 具体的には、NTTグループの強みであるICTを最大限活用。先人たちが築いた小学校を含めた一帯を3次元でデジタルアーカイブ化し、街の記憶をリアルに後世に伝えるという。地域施設においては子供も大人も一緒に楽しめるデジタルコンテンツを導入し、世代を超えた新しい地域コミュニティの醸成を図る点も注目される。さらに、生まれ変わる宮川町歌舞練場においては、バーチャル映像技術による新たな花街文化の発信を行うなど、地域の人々とともにICTを積極的に活用した街づくりに取り組んでいく。




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