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2012.02.20 16:59

ニッピ/三菱地所 「ポンテグランデTOKYO」施設内で商業施設開発
 ニッピ(東京都足立区)と三菱地所(東京都千代田区)は、足立区の京成本線「千住大橋」駅前の複合開発エリア「ポンテグランデTOKYO」内の複合街区において、基本合意書を締結し、今後開発に向けて両者で協議を進めることを発表した。
 「ポンテグランデTOKYO」は、都市再生機構(横浜市中区)とニッピが共同で開発を行っている約12・4haの複合開発エリアで、共同住宅を中心に、生活利便施設や医療福祉系施設など様々な都市機能が集い、多彩な活気や人々の交流を生み出す街として順次開発が進行中となっている。なお、エリア名称の「ポンテグランデ」とは、イタリア語で「大きな橋」の意味である。
 今回両者が協議を進める計画地は「千住大橋」駅より徒歩1分で、優れた都心アクセスの立地にあり、「千住大橋駅周辺地区地区計画」で指定されている地区整備計画区域内の「ポンテグランデTOKYO」の玄関口に位置している。三菱地所は、エリアの開発主体であるニッピより、計画地を事業用定期借地にて賃借し、この新しい街および周辺を含めた千住エリア全体に活力を生み出す「地域密着型」の魅力的な商業施設を開発するとしている。
 開発計画の構想によれば、土地面積は1万213・17㎡で、今年度中の着工、平成26年春の竣工を目指している。

アトレ 「アトレ松戸」が3月グランドオープン
 アトレ(東京都渋谷区)は、JR「松戸」駅の駅ビル「アトレ松戸」について、「Gift for you,with the City~毎日のときめきをあなたに。~」をコンセプトに、3月16日にグランドオープンすることを発表した。
 「アトレ松戸」は昭和52年4月の開業で、今回のグランドオープンに際しては3階から6階の4フロアを全面的にリニューアル。ファッションや化粧品、雑貨などの新店舗がオープンすると共に、心地よい環境の演出やイベントスペースからの情報発信も行われる。今回新規出店する店舗は54店舗で、これにより全館合計の店舗数は98店舗となる。また、施設内は「Hometown Lounge~緑と光の安らぎ空間~」という環境デザインコンセプトのもと、エントランスやイベントスペースなどに豊富な緑を配置し、訪れた買い物客に憩いを与える空間を創出している。

ロングライフビル推進協会 第21回BELCA賞に「阪神甲子園球場」など10物件
 ロングライフビル推進協会(東京都港区)は10日、適切な維持保全の実施や優れた改修を実施した既存の建築物のうち、特に優秀な建築物をロングライフ部門・ベストリフォーム部門の2部門により表彰する「第21回BELCA賞」の受賞建築物を発表した。
 ロングライフ部門で受賞したのは、「阪神甲子園球場」、「ザ・プリンス箱根 本館」、「早稲田大学2号館」の3件、ベストリフォーム部門で受賞したのは、「石川県政記念 しいのき迎賓館」、「芝学園 講堂」、「東京工業大学 すずかけ台キャンパスG3棟」、「鶴岡まちなかキネマ」、「南海ターミナルビル」、「福岡パルコ」、「ローム京都駅前ビル」の7件となっている。
 選考委員会の内田祥哉委員長は総評で、「本年の応募案件は昨年にも増して優れた物件が多く、委員の間では早くから選考の難しさがいわれていた。応募条件への適合性についても厳密に確認したため、残念ながら選に漏れた物件もあったが、それらについては条件の整備をまって、再度の応募を期待したい。此の分野の技術はますます多角的に展開されていくので、応募作品の水準も年ごとに高まることが予想される」と述べている。

医療法人鉄蕉会/東京建物 京橋エリアで開発中の大規模複合ビルん「(仮称)亀田京橋クリニック」開設
 医療法人鉄蕉会と東京建物(東京都中央区)は、開発事業主6社ならびにプロジェクトマネジメント業務を受託している東京建物が、中央区京橋三丁目1・2番街区で進めている大規模複合ビル「(仮称)京橋3―1プロジェクト」に、平成25年春に「(仮称)亀田京橋クリニック」を開設することで合意した。
 プロジェクトの計画地は、都市再生特別措置法に基づく都市再生緊急整備地域に属しており、開発者は同地域における都市再生の趣旨を踏まえ、環境に配慮したビジネス拠点の構築を図り、都市再生における環境改善と東京の都市環境の向上を目指している。同時に、国際都市東京の新たな顔として、「東京」駅前の日本橋・八重洲・京橋エリアの更なる発展に寄与するべく同ビルの開発を推進し、平成22年3月に都市計画決定を受けている。
 ビル内に開設される「(仮称)亀田京橋クリニック」では、MRI(磁気共鳴画像装置)やCT(コンピューター断層撮影装置)、マンモグラフィー(乳房X線検査装置)など最新鋭の機器を揃え、各科専門医の診断のもと、利用者が安心して受診できる医療サービスの提供が行われる。また、同ビルならびに周辺就業者や近隣居住者への日常の医療提供だけではなく、千葉県鴨川市の「亀田メディカルセンター」で手術を受けた患者をフォローするための外来や、乳腺科や婦人科などの女性外来、その他各種の専門性を追及した外来が設置される予定である。さらに、がん・心臓病・脳卒中をはじめとした生活習慣病の検査を行う人間ドックコースも設けられる。

オリックス不動産投資法人 「ビサイド白金」の譲渡を発表
 オリックス不動産投資法人(東京都港区)は13日、資産の譲渡を発表した。譲渡するのは港区白金台のオフィスビル「ビサイド白金」で、譲渡価額は13億6000万円、譲渡先はオリックス不動産(東京都港区)である。
 同投資法人は譲渡の理由として、中長期的な安定分配を実現するため、用途分散、地域分散、オフィスの物件規模の拡大、資産の入替えに取り組んでいる。この投資方針のもと、平成23年9月には「オリックス神戸三宮ビル」、平成24年1月に「ホームセンタームサシ仙台泉店」を取得している。「ビサイド白金」の規模は地上11階地下1階建てで、土地面積は826・79㎡、延床面積は3231・05㎡。物件は同投資法人のポートフォリオにおいて、比較的小規模かつ築年の経過したオフィスビルであり、ポートフォリオ全体の資産構成および中長期的な分配金に与える影響を勘案し、譲渡が行われるとのことである。




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