不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2012.01.23 15:51

テックリンク 照明反射板と省エネLEDを組み合わせた新照明光源
 テックリンク(東京都大田区)は、長寿命・省エネ・経費削減に効果的なLED光源と、独自研究により特殊加工を施した高性能照明反射板「ECOミラー」の組み合わせによって、看板照明に適した「ECOミラーレンズ」を販売している。
 「ECOミラーレンズ」は、均一的な配光バランスを持ち、ファサード看板、内照式広告看板、両面看板などの看板の光源に適している。既存の看板の多くは、蛍光灯を使用し高所に設営されていることが多く、電気料金をはじめ交換コストなどトータルコストの節減が必要となっている。最近では長寿命のLED光源が採用されはじめているが、光の直進性、色むら、明るさ、コストの点でLEDには解決すべき課題が多い。同社は「ECOミラー」と最新のLEDモジュールを組み合わせることにより、LEDの短所を補い照明環境の大幅な改良に成功した。また、「ECOミラー」の高効率の拡散反射性能を生かしつつ、独自の改良を加えたことにより、均一かつ広範囲にわたる照度の拡散が可能となった。
 また、製品は耐水・耐熱・耐候性を重視した設計を採用し、屋外での利用も可能。光源の節約や低消費電力・長寿命の特性から、数年に1度の高所作業を伴う交換作業の負担を軽減することにより、維持コストの削減に貢献する。

フロンティアオーズ 手軽に充電できる業務用・家庭用蓄電池を発売 AGM方式のバッテリーを採用
 フロンティアオーズ(東京都中央区)は、停電時に備えて電力をバックアップしておくことのできる業務用・家庭用蓄電池「エネボックス E-5000」を発売した。
 同製品は家庭用コンセントから簡単に充電することができ、インバータ出力1500W、バッテリー容量は5460Whと大容量である。このため照明やパソコンを利用しながら携帯電話の充電を行うなど、複数の電気製品の利用も可能で、一般的なバッテリーでは不安の残るエアコンや冷蔵庫などといった、消費電力の大きな電気機器の運転もストレスなく行うことができる。
 また、同製品はバッテリーに、航空機などに搭載され長い実績を持つAGM方式の鉛バッテリーを採用。このバッテリーは完全密閉型で放置しても自然放電がほぼ起こらず、メンテナンスが不要であるため万が一の場合にトラブルなく稼働するほか、充放電可能回数は3000~5000回と長寿命である。「エネボックス E-5000」はリチウムバッテリーなどと異なり、発火や爆発の危険性が限りなく低く、室内でも安全に設置することが可能。使用済みバッテリーは廃棄処分ではなく再生バッテリーとして再利用できるため、環境にも優しい製品となっている。

アイレックス 簡単施工の免震システム販売
 アイレックス(東京都中央区)は、アイディールブレーン(東京都中央区)製の免震システム「ミューソレーター」の販売を5日より開始した。
 このシステムは「簡単・薄型・手間要らず」をコンセプトとし、ステンレスと特殊樹脂鋼板の2枚を使用するだけで、サーバーラック等の免震対応を行う。同社は免震システムの設置からサーバー構築・工事・保守・運用までをワンストップで提案する。
 「ミューソレーター」は厚さ約5mmの2枚の板を、免震にしたい範囲に設置することで、既存の床を免震対応させるシステム。対応範囲はサーバールームやオフィスフロアはもちろん、倉庫、実験室から展示ケースなど、大小さまざまな場所で設置でき、阪神・淡路大震災クラスの地震を震度4程度に軽減することができる。また、既存の免震システムとは異なり、想定外の揺れが発生した場合でも、落差がわずか2mmであるため倒れる危険性が大幅に解消されている。設置工事は約2~3日程度で500㎡程度のフロア全面を免震構造に改良することが可能で、現在使用しているフロアに後付で設置することもでき、設置後のメンテナンスの必要もない。

三幸セミコンダクター 既存口金に対応するLED照明
 三幸セミコンダクター(東京都中央区)は、コタック(神奈川県茅ヶ崎市)製造のFHT/FDLタイプ口金器具に取り付け可能なLED照明の販売を18日に開始した。
 「FHT/FDL型 LEDライト」は、ダウンライト等に多く使用される口金の器具を交換せずに取り付けることが可能である。これまで同タイプの口金器具のライトをLED照明に変更するには、器具全体を交換する必要があった。しかし、同製品は既存器具をそのまま用いることで、蛍光灯ランプを交換するように手軽にLED照明へ交換することが可能となる。同タイプ口金器具にそのまま取り付け可能なLEDライトは、日本国内メーカーの製品供給がほぼないことから、コタックは独自技術によって製品の開発・製造を実現している。
 製品の特徴は、消費電力を蛍光灯の最大約3分の1まで削減でき、LEDならではの長寿命によりランプ交換の手間を省ける点である。また、LEDチップと器具を自社生産することで、信頼性と価格の両立を実現。同製品はラインアップとして明るさの異なる3機種を用意している。




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