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国交省 大丸有で人流データ測定
2021.01.18 12:10
国土交通省は、大手町・丸の内・有楽町のいわゆる「大丸有エリア」において、人流データを取得する実証実験を開始した。1月15日から2月14日まで実施する。
人流データは、人がいつ、どこで、何人いるのかを把握できるデータ。防災やまちづくり、観光などの様々な分野における地域課題解決への活用が期待されている。今回は大丸有エリアにおける人流データを取得することで、災害時の帰宅困難者を減少させる対策の検討などの防災対策に用いる計画。
取得する人流データは通行者の「人数」と「移動方向」のみで、個人を特定できる情報は含まない。実験では「丸の内ビルディング」前と、同ビルの地下通路の2カ所に設置したセンサーで通行者を自動計測し、時刻、移動方向、人数を数値形式のデータとして生成する。取得したデータは、大丸有エリアの屋内外電子地図上に混雑度をリアルタイム表示する災害ダッシュボードと連携し、災害時の帰宅困難者が避難するための情報提供などで利用する。
実験終了後は人流データの有効性の検証や利活用促進のため、産学官の地理空間情報を扱うプラットフォームである「G空間情報センター」において公開する予定だ。