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みはし 新ショールームを開設

2021.01.18 12:23

ラオス製木工品の展示スペース設置 アイテム拡充させ取り扱いを本格化
 内装用モールディング材などの製造販売を展開するみはし(埼玉県和光市)が、新ショールームをオープンさせた。
 新ショールームは板橋区高島平にあった同社ショールームを移転させたもので、移転先は埼玉県ときがわ町にある同社玉川工場の3~4階。従業員研修などに使われていたスペースをショールームとして改装した。
 ショールーム内は用途やブランドごとに区切られたブースが置かれ、同社製オリジナルブランド「サンメント」のモールディング材をはじめとする内装材や外装材が並ぶ。輸入製品も国ごとのブースにまとめられており、それぞれのデザインテイストが視覚的にわかりやすい構成となっている。
 新ショールームには、新たにラオス製内装材の展示スペースも設けられた。ラオス製木工品の常設展示場は国内初といい、みはしでは同国製品のラインアップを拡充し取り扱いを本格化させる。
 1月8日にはオープンを記念し記者発表会が開催された。ラオス大使館から大使の代理として書記官が出席したのをはじめ、ときがわ町から渡邉一美町長、ときがわ町商工会の荻久保守正会長などが来賓として参加。みはしの三橋佳子社長から記念品がそれぞれ手渡された。またラオスとはウェブ会議システムでつなぎ、同国産業局や木工協会の官僚が遠隔参加した。
 三橋社長は「『空間の美を創造する』という当社のコンセプトにしたがい、世界の加飾文化に貢献していきたい」と挨拶。新ショールームを内装材の発信拠点としたい考えを示した。
 記者発表会の後は玉川工場内の見学が行われ、モールディング材の製造工程などが公開された。新北末昭工場長は「木製品がメーンだが、不燃製品も伸ばしていきたい。またときがわ町で産出された木材の使用も構想してみたい」と意欲を語った。
 板橋区の旧ショールーム建物内の内装材販売店「華飾市場」はこれまで通り営業を続ける。また旧ショールームの空きフロアは通販向けのショールームや撮影スタジオとしての活用を想定しているという。
 新ショールームの営業時間は平日9~17時まで。予約制。




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