不動産トピックス
ビルオーナーのための建築・設備最新情報
2011.12.05 12:29
オプナス キーレスタイプのロッカー錠
住宅用や自動販売機用をはじめ、各種錠前製品などの製造販売を展開しているセキュリティーメーカー・オプナス(東京都千代田区)では、オフィスなどさまざまな施設のロッカーをはじめとする保管庫・収納庫の施錠に使用できる、4桁暗証番号式の数字合わせ錠「NW50」の発売を開始した。低コストで導入が可能で、簡単な操作方法であることが製品の特長で、オフィスやその他各施設のセキュリティ環境の改善に貢献する。
ダイヤルの数字が大きくしており見やすいため、暗証番号の設定ミスや見間違えといった誤使用を防止する。また、例えば爪が長い女性などでも操作がしやすいよう、独自のダイヤル形状と適度なクリック感を実現した。爪が触れるツマミの部分はほどよい曲線が施されており、施解錠の際のスムーズな操作感を実現している。一部従来のダイヤル式ロックとの取付互換性があるため、既存のロッカーとの交換の際にも、対応することが可能である。
モードセレクタによって、毎回任意の番号で利用するFREEモードと、同じ番号で継続して利用できるFIXモードの切り替えが可能である。FREEモードは、温浴施設やスポーツジムといった不特定多数が利用する施設に適しており、一方FIXモードはオフィスや学校などの特定メンバーが利用する施設に適しているという。
東邦レオ 小規模スペース向け緑化インテリア
東邦レオ(大阪市中央区)では、緑を用いてオフィスや店舗・商業施設などの空間プロデュースを行う「PIANTA×STANZA」から、20坪以下という小型店舗やオフィスのエントランスでも、彩りのあるおもてなし空間を低コストで実現できるインテリアパッケージ「Healing Switch」を開発し、発売を開始したことを発表した。
構成内容は、大自然をアートする壁掛けインテリア「my gallery」2台と、独立している壁面緑化「Nature connect」2台という組み合わせ。フレームの色を4色から選べるほか、彩りや季節感のある植物15種類のなかから、デザイナーが空間デザインに合わせてコーディネートする。
新たに開発された「Nature connect」は、横幅が50cmと従来と比較して半分のスリム形状で設置できるシンプルなユニットだ。連結することも可能で、ボリューム感のある空間演出も行うことができる。オプションの棚を3段設置することによって、店舗商品のディスプレーも行えるほか、アロマディフューザーを内蔵させることで、香りを演出することも可能。
契約体系は顧客のニーズに合わせた1年契約のレンタルプランと販売プランの2種類のなかから選択することが可能である。
岡村製作所 電源をレールに内蔵した陳列システム
岡村製作所(横浜市西区)では、店舗用の陳列システム「VisplayInvisible(ヴィスプレイ インヴィジブル) 6 P/L」を、11月に行った新商品発表会において発表・展示を行い、来年1月より販売開始する予定である。
同製品は、Visplayの主力商品である差し込み式陳列棚システム「Invisible 6」シリーズのレールの中に、照明用の電源を内蔵しているため、照明付き棚板をはじめとするさまざまなライティングの演出を可能にして、陳列商品を引き立たせることができるというものである。
電源をレール内に内蔵することで配線は目立つことがなく、厚さ6mmのガラス棚は棚受金具などを使用することがないので、レールに差し込むだけで簡単にどの位置からでも電気を通すことが可能であり、シンプルなデザインを実現している。
さらに、24Vの低電圧仕様であり、万が一に直接レールの中の通電部分に接触した場合でも、感電する危険性はないという安心の設計である。なお、抜け止め防止パーツなどといった安全対策製品も別途用意している。
シャープ 停電時も使用可能なバックアップ電源システム
シャープ(大阪市阿倍野区)は、蓄電池を搭載し、停電時でも電力を使用できる業務用の「バックアップ電源システム」を発売した。太陽光発電システムの自立運転と組み合わせて、電気機器へ電力を供給するとともに蓄電池への充電も可能となる。
停電を感知すると瞬時に蓄電池から電気機器への自動電力供給を行う同システム。瞬間的な停電や電圧低下が発生した場合にも、パソコンやPOSシステムなどの電源をバックアップして、継続運転が可能になる。また、1・4kWの大容量出力を誇っており、テレビや照明機器を同時に使用しながら、携帯電話の充電を行えるなど、複数の電気機器を同時に使用できるのも特長だ。また、エアコンや冷蔵庫といった大きく電力を消費する電気機器を運転させることも可能である。
平常時は商用電力から蓄電池へ充電を行い停電に備え、停電時は接続している太陽光発電システムを自立運転モードに切り替えることにより、日中は太陽光で発電した電力を使用できる。天気が曇りの際や夜間など発電量が不足する場合には、蓄電池からの電力供給に自動で切り替わる。消費電力量を上回る発電力を利用し、蓄電池を充電することもできる。