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京急 高架下のものづくり複合施設「梅森プラットフォーム」第2ユニット開設
2021.01.25 14:53
京浜急行電鉄(横浜市西区、京急)は、京急線「大森町」~「梅屋敷」駅間の高架下で整備を進めているものづくり複合施設「梅森プラットフォーム」の第2期を、今春開業する。
今回開業する「第2ユニット」は、敷地面積945㎡、延床面積449㎡。鉄骨造平屋建の3棟。テナントは産業・医療用機器などの工場と、喫茶店、飲食店が入居する。
「梅森プラットフォーム」は、クリエイターと町工場の協業を促し、新しいものづくりを発信する拠点として2019年4月に工場施設、コワーキング施設、飲食店から構成される第1ユニットが開業した。以来、町工場やクリエイターの作品を販売するバザールや、地域の中高生向けにものづくりの楽しさを伝えるワークショップなどのイベントを開催。施設の整備だけでなくソフト面の充実にも力を入れてきた。
現在は「ラウンドテーブル2020」と題したイベントを企画中。「遊具―遊び心をくすぐる―」をテーマに、町工場とクリエイターをコラボレーションさせたもので、町工場の持つ実現力とクリエイターの持つ発想力を活かした創作活動を進めている。2月13日から、3組のコラボレーション作品の展示やトークイベントを行う。
京急は、引き続き同駅間の高架下全体を新しいものづくりの拠点として活用するべく、第3ユニット以降の開発も順次進めながら大田区のものづくりを中心に地域のにぎわいを創出、活性化する場として施設を育てていくとしている。