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オフィス・ショップ・ギャラリーからなるクリエイター向け複合施設「LAIDOUT SHIBUYA」オープン

2021.01.25 14:54

 リアルゲイト(東京都渋谷)は、オフィス、ショップ、ギャラリースペースからなる複合施設「LAIDOUT SHIBUYA(レイドアウト シブヤ)」を今年4月にオープンさせる。オープンに先駆け、ショップ区画の先行募集とオフィス内覧会の受付を開始した。
 「LAIDOUT SHIBUYA」は「渋谷」駅から徒歩1分、築43年のビル1棟をクリエイティブ企業やクリエイター誘致に特化した複合施設へリノベーションしたもの。建物は延床面積1790㎡、地上6階地下1階で、リアルゲイトでは「新しいワークスタイルのあり方を体現し、コミュニケーションを誘発し創造を促す場所、新たなサービス、アイデアを世の中へ発信する舞台として、渋谷で成長を続けるクリエイティブ企業やクリエイターの活動をよりアクティベートする空間を提供する」としている。
 地下1階と地上1階はショップやギャラリー、ショールームとして、2~5階は24~75㎡の全20区画のスモールオフィスが並ぶ。
 オフィス専有部内は、天井高約3・5mのスケルトン天井と床で構成されたシンプルな空間。オリジナリティを追求できるよう、造作自由なオーダーメイドオフィスプランを採用した。そのままでもクリエイティブな雰囲気のオフィスとして、より企業のアイデンティティを表現したい場合にはオリジナルの内装や造作を施すことで、社内外に向けて企業ブランディングを確立させることができる。解約時の原状回復を免除(適用条件あり)するプランもあり、より思い切った内装デザインを実現可能にした。
 地下1階には、昨年12月に営業を終了した複合施設「代々木VILLAGE」内で音楽家の小林武史氏がプロデュースしていた「MUSIC BAR」の移転が決定。店内にはサロンを設け、日中は入居者の共用スペースとして開放し、夜はアルコールと音楽を楽しむスペースになる。
 1階にはショップテナントのほか、ギャラリーやポップアップスペースとして利用できる「LAIDOUT GALLERY」を計画。リアルな場でのサービス体験、個展や物販などのマーケティング活動の場、あるいは動画配信などクリエイター向けオンラインマーケティングの場所としても活用できる。
 2階の「COMMUNICATION LOUNGE」は、コミュニケーションのためのスペース。入居者専用のラフでコージーなラウンジとして用意した。
 屋上にはオープンエアーな植栽に囲まれた共有スペース「ROOFTOP TABLE」を設置した。仕事合間のリフレッシュやランチスペースとして、またWi-Fiを完備しておりワークスペースとしての利用にも対応している。
 今年3月には会員向けの先行内覧会を開催予定。会員登録すると1カ月フリーレントを付与するキャンペーンも実施している。 




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