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長谷工コーポレーション 築年数・規模を問わず対応する制振工法を開発
2011.10.03 15:58
長谷工コーポレーション(東京都港区)、東急建設(東京都渋谷区)、ならびにRC建築物の劣化調査・耐震診断から補強設計・施工までを行うコンステック(大阪市中央区)の3社は、新築・既存を問わず中高層から超高層建築物までの様々な揺れを減衰する制振工法「VESダンパー工法」を共同で開発した。
「VESダンパー工法」は、建築物の上下階の梁間に制振装置(ダンパーシステム)をパネル方式で設置し、風揺れから地震応答まで、広く建築物の揺れを低減するもので、ビューロベリタスジャパン(横浜市中区)の性能証明委員会の審査を経て、8月24日に建築技術性能証明(第BVJ-PA10-001号)を取得している。
同工法は幅広い周期帯域と広範な振幅レベルにおいて安定した減衰性能を発揮することから、中高層建築物の耐震補強から超高層建築物の長周期地震動対策まで対応。また、S造・RC造・SRC造の各構造種別およびその混合構造、ならびに新築・既存建築物を問わずに採用が可能である。3社の発表によれば、主に既存不適格建築物の耐震補強や長周期地震動対策及び風揺れ対策等を対象に、同工法の販売展開を図るとのことである。