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オリックス フィリピン・マニラで大規模複合開発を実施 地上66階建てのホテル・オフィス棟含め2棟を建設
2011.10.03 16:05
オリックス(東京都港区)は9月28日、フィリピン第二位の商業銀行「Metropolitan Bank and Trust Company」傘下の不動産デベロッパー「Federal Land Incorporated」と、共同でマニラ市において大規模複合施設を開発することで合意した。
このプロジェクトは両社が出資して合弁会社を設立し、マニラ市中心部のマカティ地区に隣接し、近年急速に商業集積が進み注目が集まるフォートボニファシオ地区で、オフィス・ホテル・コンドミニアム・商業店舗の複合不動産開発を推進するものである。当該地区はマニラ市中心部から1・5km、国際空港から2kmという立地条件の良さなどから、オフィスや住宅が集積、金融機関や外資系企業が多く進出するなど、今後新たなビジネスセンターとしての発展が期待される。
計画地の土地面積は約1万3000㎡、計画建物の延床面積は2棟合計で約22万3000㎡。ホテル・オフィス棟の規模は地上66階建て、コンドミニアム棟の規模は地上51階建てとなっている。下層階はブランドショップや飲食店などの商業施設で構成されており、オフィス部分はMetrobankグループが新本社として入居を予定している。竣工はホテル・オフィス棟が平成27年春、コンドミニアム棟が平成28年春を予定している。