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森トラスト リーガロイヤルホテルの土地を関電不動産と取得

2011.09.26 17:26

再開発を具現化し中之島西地区の価値向上を目指す 関西財界との協力強化も図る
 森トラスト(東京都港区)は16日、ロイヤルホテル(大阪市北区)との間で締結中の資本業務提携契約を見直し新たな資本業務提携契約を締結するとともに、同社及びその子会社が保有する「リーガロイヤルホテル(大阪)」の土地を、関電不動産(大阪市北区)とともに取得することに合意したと発表した。なお、不動産取得日は9月30日となっている。
 同社の発表によれば、新たな資本業務提携契約は、競争の激化するホテル業界の中で関西の歴史あるトップホテルブランドであるロイヤルホテルブランドの拡大・発展を目指すこと、高級ホテルを複合した都市開発を行う森トラストの事業ノウハウをより有効に活用すること、創業以来の支援者である関西財界各社との協力関係を強化すること、以上の三点を目的として戦略の再構築を行うとしている。
 今後は「リーガロイヤルホテル(大阪)」の再開発を具現化し、同ホテルの所在する中之島西地区の価値向上に貢献するよう、同エリアに拠点を有する関電不動産とロイヤルホテルの三社で再開発計画を推進するとしている。
 また、これに併せて同社が保有するロイヤルホテルの株式の一部を、アサヒビールなど既存株主を中心とした関西財界各社に譲渡し、それにより関西財界との更なる協力関係の強化を行うことができるとしている。




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