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三菱地所 シンガポール中心地区での開発事業に参画 総事業費は約920億円 地上約40階建てのビルを建設

2011.07.25 16:52

 三菱地所(東京都千代田区)は、アジアにおける海外事業の拠点である三菱地所アジア社を通じて、アジア有数の不動産会社であるキャピタランドグループおよび同社が運用する上場REITであるキャピタコマーシャル・トラストとの共同事業で、シンガポール・ラッフルズプレイスにおけるオフィス開発事業に参画することを発表した。
 この事業はシンガポールの中心地区である「ラッフルズプレイス」において、総事業費約920億円を投じ、現在キャピタコマーシャル・トラストが保有する駐車場ビルを、最新鋭のスペックを備えた地上約40階建ての大規模オフィスビルに建替えるものであり、同社はこの事業のJVに約55億円を出資する。「ラッフルズプレイス」は金融機関や法律事務所等が集積するシンガポールのビジネス中心地区であり、中でも計画地は地下鉄南北線・東西線の2路線が乗り入れる「ラッフルズプレイス」駅の至近、さらに平成25年には計画地至近に地下鉄ダウンタウン線の新駅が開業予定と、非常に高い交通利便性を有している。計画地の敷地面積は5478㎡、計画建物の延床面積は8万2400㎡である。




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