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日本土地建物 「大崎」駅西口での大規模開発が始動
2011.07.25 16:59
街区名称は「大崎ウィズシティ」防災に優れた都市空間を創出
日本土地建物(東京都千代田区)が参加組合員幹事企業として参画している「大崎駅西口南地区市街地再開発組合」は、21日に事業建設予定地にて起工式を実施した。また、街区名称を「大崎ウィズシティ」と決定したと発表した。
同事業はオフィス・住宅・店舗・福祉施設などから構成される大規模複合施設を建設するもので、機能的で防災にも優れた都市空間を創出すると共に、緑化やオープンスペースの創出により、環境にやさしく潤いのある快適な市街地環境を整備するプロジェクトである。同事業では事務所棟・住宅棟の2棟が建設され、建築敷地面積は約7171㎡。事務所棟の規模は地上24階地下2階、延床面積は約2万9849・17㎡となっている。デッキにて「大崎」駅に直結する敷地北側の事務所棟には、ワンフロア約900㎡、21層のオフィス、南側の住宅棟にはバリエーション豊富な約200戸の住宅、そして低層部には店舗(約300坪)と品川区の福祉施設が整備される。
街区名称の「大崎ウィズシティ」は「職、住、人、自然、時間、さまざまな共存が生まれる街」というコンセプトを、「With(ウィズ)」という言葉を用いて表現したものである。なお、事務所棟の名称は「大崎ウィズタワー」、住宅棟の名称は「ル・サンク大崎ウィズタワー」と決定した。