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東京急行電鉄/東急文化村 「渋谷ヒカリエ」及び劇場施設の概要を発表

2011.07.25 17:01

世界中の注目集める街目指す 今後も渋谷で積極的に開発
 東京急行電鉄(東京都渋谷区)ならびに東急文化村(東京都渋谷区)は19日、「渋谷」駅東口にて平成24年春の開業に向け建設中の複合施設「渋谷ヒカリエ」ならびに同施設内で開業する劇場施設「東急シアターオーブ」について、記者発表会を実施した。
 「渋谷ヒカリエ」は、平成20年3月に東京都市計画都市再生特別地区の都市計画決定に基づき、「渋谷」駅東口の旧「東急文化会館」の跡地にて建設されている、オフィス・商業・文化施設などからなる複合施設である。施設規模は地上34階地下4階、敷地面積は約9640㎡、延床面積は約14万4000㎡である。なお、施設の地下部分では東京メトロ副都心線「渋谷」駅に直結しており、平成24年度には東急東横線との乗り入れが予定されている。
 同施設は地下3階から地上5階が商業フロア、6・7階が飲食フロア、8階がクリエイティブフロア、9・10階がエキシビジョンホール「ヒカリエホール」、11階がオフィス・劇場エントランス、11階から16階が「東急シアターオーブ」、17階から34階がオフィスフロアとなっている。オフィスフロアについては、既に入居テナントが全フロア決定している。
 記者発表会には東京急行電鉄代表取締役社長の野本弘文氏、東急文化村代表取締役社長の渡辺惇氏が出席。野本氏は「『渋谷ヒカリエ』の開業によって、渋谷の街を日本中はもとより世界中の方が訪れたいと思う街にしたい」と述べており、「渋谷ヒカリエ」開業以降の渋谷エリアでの長期的な開発戦略についても言及した。




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