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旧神戸阪急ビル東館・阪急三宮駅高架下店舗の複合開発「神戸三宮阪急ビル」4月26日オープンへ
2021.02.01 11:01
阪急電鉄(大阪市北区)と阪急阪神不動産(大阪市北区)がすすめている「神戸阪急ビル東館」の建て替えと隣接する「神戸三宮」駅の高架下店舗のリニューアルについて、「神戸阪急ビル東館」および駅高架下店舗をあわせた施設の名称を「神戸三宮阪急ビル」とし、4月26日に開業すると発表した。
「神戸阪急ビル東館」は敷地面積約7100㎡、延床面積約2万8850㎡、鉄骨造、地上29階地下3階。オフィス、ホテル、商業等を用途とする複合施設だ。隣接する高架下店舗は敷地面積約7100㎡、延床面積約5500㎡、RC造、地上2階地下1階。
新たなビルの東側の低層部には、大きなアーチ窓や円筒形のコーナー部分を配し、永らく神戸市民に親しまれてきた旧「神戸阪急ビル東館」のデザインのイメージを継承している。
また、神戸市営地下鉄との乗換の利便性を向上させるため、阪急東改札口と地下鉄(西神・山手線)「三宮」駅東改札口との間にエスカレーターを増設するとともに、2階にある阪急東改札口階と地上1階、地下2階の地下鉄東改札口階を結ぶバリアフリー対応のエレベーターを新設する。このほか、阪急東改札口の構外コンコースは吹抜け部分が大きくなり、より開放的な空間に生まれ変わる。
さらに、地上3階から地下2階には、東西コンコースの周辺および駅高架下のエリアに計35店舗からなる商業施設「EKIZO(エキゾ)神戸三宮」が誕生。このうちコンコースの周辺には、地下2階の食品スーパー「阪急オアシス」など、仕事帰りのほか、観光やショッピングの合間にも気軽に立ち寄れる物販・サービス店をラインアップした。一方の駅高架下には、飲食店を中心に個性豊かな地元内外の名店を誘致し、エキゾチックで賑わいあふれる新しい横丁街を形成する。
4階~15階には1フロア約600㎡のオフィスが誕生。このうち15階には、神戸市が知的交流拠点「ANCHOR KOBE(アンカー神戸)」を開設する。
17~28階には阪急阪神ホテルズ(大阪市北区)が運営する宿泊主体型ホテル「レムプラス神戸三宮」が開業する。