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「KAWASAKI DELTA」の核施設「JR川崎タワー」今春より順次開業
2021.02.01 11:21
JR東日本グループが開発を進めている「川崎」駅直結の複合ビル、「JR川崎タワー」が順次開業する。
「JR川崎タワー」は地上29階地下2階の「JR川崎タワー オフィス棟」、地上5階「JR川崎タワー 商業棟」からなる複合ビル。地上16階の「ホテルメトロポリタン川崎」と合わせ、再開発街区「KAWASAKI DELTA」の中核となる建物だ。完成により、敷地面積1万2400㎡、延床面積13万7000㎡の新街区が「川崎」駅西側に誕生する。
「KAWASAKI DELTA」計画は、同グループの経営ビジョン「変革2027」のもと進める、「住んで、働いて、訪れて良かった」と感じられる「くらしづくり(まちづくり)」の一環。1999年12月に決定された「川崎駅西口大宮町地区地区計画」(再開発等促進区)に基づき開発してきた、ビジネス・宿泊・商業機能を併せ持った大規模まちづくりだ。
オフィス棟は今年4月に完成予定。約6万6000㎡のオフィスと保育施設、駐車場などなからなり、6月1日には1100㎡のコンファレンス施設「ステーションコンファレンス川崎」がオープン。5月18日には隣接する「ホテルメトロポリタン川崎」もオープンする。
商業棟2階には飲食店を7店舗集積した「カフェ&レストラン」が5月13日にオープン。3~5階はトレーニングジム「ジェクサー・フィットネス&スパ24」が5月19日にオープンする。建物の設計には新型コロナウイスルの拡大防止に配慮し、機械換気によって館内の空気を1時間に3回以上入れ替える。また計7カ所の自然換気窓を設け、外気を取り入れるようにした。
今回開業する商業棟の「カフェ&レストラン」はフロア全体が一つのホールのように回遊しやすく、一体感と解放感のある環境デザインとした。モーニング、ランチ、ディナーといった多様なシーンで利用できる店舗を集結し、利便性が高く親しみやすいフロアを提供する。入居テナントは台湾風居酒屋「阿里城」等7店舗。隣接するオフィス棟2階にもコンビニと保育施設が入居し、街区全体のショップテナントは計9店舗となる。