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野村不動産 ロンドンでオフィスビルを大規模改修
2021.02.08 11:44
野村不動産(東京都新宿区)は、ロンドンに所在する賃貸オフィスビル「127-133 チャリング・クロス・ロード」を取得した。既存の建物にオフィスフロアを3層増築し、外壁の取替・再築、設備更新等の大規模増改築を行う。着工は2022年内、工事期間は2年間の予定。増築後は専有面積5200㎡、地上7階建地下1階、オフィス・店舗用途のビルとなる。
同ビルはロンドン中心部、ウエストエンドの「トッテナム・コート・ロード」駅至近に立地。地下鉄新線の開通計画などから周辺では再開発が続々と行われ、ロンドン屈指のターミナル駅への発展が期待されている。周辺は物販店舗や飲食店等の商業施設のほか、IT・クリエイティブ系を中心に多くの企業が立地している。
今回の事業は、野村不動産グループの資産運用会社であるロスベリー社(英国・ロンドン)との協業。競争力の高い立地での大規模増改築で、野村不動産ではロスベリー社の英国における豊富な実績を生かし、マーケットのニーズを踏まえた良質なオフィスビルの提供を実現していくとしている。