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三菱地所/平和不動産/ほか 「新宿フロントタワー」が竣工 9月よりテナントの入居が開始

2011.06.06 16:20

 三菱地所(東京都千代田区)、平和不動産(東京都中央区)、シンガポールの政府系不動産会社のキャピタランド社が、新宿区北新宿にて共同で開発を進めてきた「新宿フロントスクエア」の業務棟「新宿フロントタワー」が、5月30日に竣工を迎えた。
 同物件は東京メトロ丸の内線「西新宿」駅より徒歩4分の場所に位置し、規模は地上35階地下2階塔屋1階。敷地面積は9628・17㎡、延床面積は9万3996・52㎡、事務所・商業ゾーンからなる大規模複合施設である。5階から34階の事務所部分に加え、低層部では1・2階に食品スーパー、コンビニエンスストア、飲食店舗、カルチャースクールが、3階には大規模なクリニックモールが10月以降順次オープンし、就業者だけではなく近隣住民の利便性も高めている。さらに、4階に設けられる新事業創造フロアでは、ベンチャー企業等の支援を通じて新たな事業の創造に貢献し、人材交流の場を創出するとしている。
 今後は東京都による完了公告に向けた手続きを経て、9月よりテナント入居が開始となる予定である。隣接する大規模タワーマンション「ザ・パークハウス新宿タワー」を含めた「新宿フロントスクエア」の街区全体のオープンは平成24年3月を予定している。




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