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東急 個人向け・非会員制のサテライトシェアオフィス事業を開始

2021.02.15 12:06

法人向けの「ニューワーク」と差別化、テレワークニーズ取り込みへ
 東急(東京都渋谷区)は9日、これまで行ってきた法人企業向け会員制サテライトシェアオフィス事業「NewWork(ニューワーク)」の新業態として、有人型店舗での個人向け非会員制シェアオフィス事業「relark(リラーク)」を開始すると発表した。
 同社は2016年4月から「NewWork」を展開し、今年1月末時点で全国に直営店・提携店を合計216拠点展開。会員企業数は425社と順調にネットワークを拡大している。しかし昨今「法人契約を行っていないがシェアオフィスを利用したい」といった個人利用を希望する相談が増え、ニーズへの対応の必要性が顕在化していた。
 こうした声を受け、新しく展開する「relark」では、シェアオフィスの法人契約を行っていない企業に勤務する個人や、個人事業主、フリーランスでも利用できるようにする。より多くのユーザーのテレワーク環境向上に取り組み、自宅でテレワーク環境の整備が難しい人々を支える考えだ。そのため店舗運営はスタッフ駐在の有人型とし、きめ細かな接客で個人利用の顧客の要望に柔軟に対応する。
 同事業では、2月にフランチャイズ1号店を出店。さらに4月には、直営店舗のたまプラーザエリアへの出店を予定している。東急では事業および出店店舗の詳細について、4月中旬頃に改めて発表するとしている。




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