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大和ハウス 富士市に大規模物流施設着工 ランプウェイ2路・
2018.11.12 14:33
大和ハウス工業(大阪市北区)は、15日に静岡県富士市で現在開発中の物流施設専用産業団地「Dプロジェクト新富士」において、県内最大級となる延床面積約10万㎡の物流施設「DPL新富士2.」を着工する。竣工は2020年4月の予定。
同施設は、複数のテナント企業が入居可能なマルチテナント型物流施設。テナント企業の職場環境整備の一環として、従業員向け保育所やコンビニエンスストアを完備するとともに、免震構造を採用するなどBCPにも対応した防災配慮設計を施している。
立地面では、新東名高速道路「新富士インターチェンジ」から約0・8kmと近接し、関東・中部エリアだけではなく関西・北陸エリアへのアクセスも容易な場所に位置している。さらに今後は、中部横断自動車道が開通することで信越地方へのアクセスも可能となり、物流エリアの広域化・複雑化が進む中で、テナント企業のニーズに応えることができる。
さらに同施設は、県内の物流施設では初のダブルランプウェイを採用。これは、特殊車両である45フィートコンテナ車が各階に直接乗り入れることができるらせん状のランプウェイが2基備えられているもので、円滑な物流業務に寄与する。
施設全体で264台分ものトラックバースも完備する。テナント企業の作業効率を最大限に高めた物流オペレーションの提案が可能な物流施設となっている。