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駅施設を1棟まるごとシェアオフィスに改装「ビズコンフォート四天王寺」3月末開業

2021.02.22 11:13

 レンタルオフィスやコワーキングスペースなどを運営するWOOC(東京都品川区)は、鉄道施設として使用されていたビルをリノベーションしたシェアオフィス「BIZcomfort(ビズコンフォート)四天王寺」を3月31日にオープンする。
 「ビズコンフォート四天王寺」は、大阪メトロの事務室や宿泊施設として使われていたビル一棟をフルリノベーション。大阪メトロ谷町線「四天王寺前夕陽ケ丘」駅の5号出口に直結するシェアオフィスとして開業する。
 四天王寺エリアに住む人々のワークスペースとしてだけでなく、多くの地下鉄利用者が気軽に利用できるスペースとして企画。飲酒はできないがアイリッシュパブのような気軽さと、温かみのある空間と雰囲気にしたという。3階のコワーキングスペースに入るとすぐにドリンクコーナーがあり、それを囲むようにコの字型にデスクを並べたレイアウトは、パブのバーカウンターをイメージしている。
 同オフィスの最大の特徴は、24時間365日利用できること。仕事や自習、副業や朝活などライフスタイルに合わせて利用できる。駅直結のため、電車の時刻に合わせて作業を行うことも可能だ。
 完全個室のレンタルオフィスは、テレワークや個人事業主向けの1名用と、スタートアップなどを想定した2名用を用意。契約金のみで保証金や敷金は不要。Wi-Fi環境や無料プリンターが整った環境をすぐに利用できる。
 一方、コワーキングスペースは食事のできるカフェブース、会話NGの静かなサイレントブース、電話・WEB会議専用の個室テレフォンブースなど、ニーズに合わせたブース設定が特徴。決まった席で作業したいというニーズに応え、固定席も7席用意する。コワーキングスペースでも法人登記ができるため、低コストでの起業が可能だ。




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