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ヒューリック 宿泊主体型のホテルに建替え
2011.04.11 14:58
観光客増加見込まれる浅草エリア ホテル運営を行う子会社を設立
ヒューリック(東京都中央区)は1日、台東区雷門に保有する「雷門Fビル」がホテル立地として極めてポテンシャルが高いと判断し、「(仮称)ヒューリック雷門ビル」として宿泊主体型のホテルに建替えると発表した。
同ビルは、年間約2000万人以上の観光客が訪れる浅草の中でも、そのシンボルである雷門に近接し、また、平成23年に完成する「東京スカイツリー」との相乗効果により今後大幅な観光客の増加が見込まれる希少な立地条件となっている。建替えの後に誕生するホテルの運営については、ホテル運営に特化した事業子会社による独立採算にて経営を行うことが、グループ全体の収益増強に効果的であると同社は判断。1日に設立したヒューリックホテルマネジメント(東京都中央区)がホテルの運営業務を行う。
「(仮称)ヒューリック雷門ビル」の規模は地上14階建てで、敷地面積は1036・45㎡。延床面積は7744・46㎡。1・2階が店舗フロア、3~14階がホテルフロアとなっている。なお、同ビルは平成24年6月末の竣工、8月のホテル開業を予定している。