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森ビル 「(仮称)21・25森ビル建替計画」に着手

2011.04.11 15:05

歩行者デッキ整備し「アークヒルズ」と一体で回遊性向上 オフィスフロアは多様なニーズに応える最先端のスペック
 森ビル(東京都港区)が港区六本木にて推進してきた「(仮称)21・25森ビル建替計画」が、5日に安全祈願祭が執り行われ本体工事が開始した。この計画は「六本木21森ビル」と「六本木25森ビル」の一体建替計画であり、2棟を高品質の超高層オフィスビル1棟に建替えるものである。また、この計画では隣接する「アークヒルズ」に接続する歩行者デッキを合わせて整備することで「アークヒルズ」と一体となり、歩行者の回遊性を向上させ地域をつなぎ、同社では赤坂・六本木エリアの魅力向上に貢献するとしている。
 同計画は各国の大使館が建ち並び、国際色豊かな地域である通称「大街区」(約75ha)に位置している。大街区では、港区の街づくりの整備方針に沿って、「アークヒルズ」や「泉ガーデン」など、段階的に道路、広場等都市基盤の整備と複合的な都市機能の更新とが計画的に進められている。今回の計画の推進により、大街区エリアにおける都市基盤のさらなる機能更新に貢献するとしている。
 「(仮称)21・25森ビル建替計画」の建物規模は地上20階地下4階塔屋1階、敷地面積5843㎡、延床面積は5万5052㎡である。オフィスは約1900㎡の整形フロアであり、レイアウトの自由度が高く、現代の多様なニーズに応えられるよう最先端のスペックが整えられている。同計画の竣工は平成25年6月を予定している。




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