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国土交通省 「(仮称)晴海二丁目第2-4街区計画」の申請を公表
2011.04.04 16:16
地区最大のフロアプレート有するオフィスビルを開発
国土交通省は3月28日、晴海二丁目開発特定目的会社を認定事業者とする「(仮称)晴海二丁目第2―4街区計画」の申請を公表した。
晴海地区は中央区南部、都心と臨海部の間に位置し、銀座・新橋等既存の業務・商業地区に近接した開発ポテンシャルの高い地区である。晴海全範囲には地区計画が都市計画決定されており、既に晴海1丁目では市街地再開発事業と併せ平成13年に「晴海トリトンスクエア」が完成し、住宅・業務・商業の複合化が先導されてきた。
今回申請のあった民間都市再生事業計画は、晴海地区最大のフロアプレートと高水準の設備スペックにより、快適な就業環境を提供するオフィスビルの開発である。また、晴海3丁目交差点からの視認性も高い当該立地にて商業施設を低層部分に配置し、晴海通り沿いの賑わいを創出するとともに、質の高い敷地内緑地の確保や良好な歩行空間の整備、地域防災備蓄倉庫の敷地内設置等により、魅力ある複合空間、都市環境形成に寄与することを目的としている。
事業区域の面積は1万1272・93㎡。計画建物の規模は地上17階建てで、敷地面積は7250・03㎡、延床面積は4万3493・02㎡となっている。なお、計画建物の竣工は平成24年3月を予定している。