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西武プロパティーズ シェアオフィス「エミフィス大泉学園」3月開業
2021.03.01 11:10
野村不動産の「H1T」と提携、相互利用も
西武プロパティーズ(東京都豊島区)は、シェアオフィス事業「emiffice(エミフィス)」の2号物件となる「エミフィス大泉学園」を3月22日に開業する。
同施設は東京都練馬区、西武池袋線「大泉学園」駅北口より徒歩2分の商業施設「グランエミオ大泉学園」1階にオープン。全27席の共用デスクの他、8席の専用デスク、ウェブ会議用ブース、テレフォンブース、会議室などを整備する。また抗菌・抗ウイルスコーティングなどの感染症対策を講じるとともに、ソーシャルディスタンスに配慮したレイアウトとを実現した。
また野村不動産(東京都新宿区)が展開するシェアオフィス、「H1T(エイチワンティー)」と業務提携し、予約・開錠システム等の共通化を進める計画だ。すでに1号物件の「エミフィス練馬」においては「H1T」会員の利用が可能となっているが、今回開業の施設でも春頃の相互利用開始を予定している。今後は、より相互利用がしやすい環境整備を見据えながら事業拡大を図るとしている。
扉付の個室席には西武線沿線で産出された「西川材」の杉材を使用した。「西川材」とは埼玉県飯能市、毛呂山町、越生町で産出された杉や檜で、江戸時代から良質な木材とされてきたという。「西川材」のパーティションで仕切られたソファー席やリラックスチェア席も設ける。