週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

阪急阪神百貨店 「有楽町阪急」を全面リニューアル 銀座・有楽町エリアの強豪環境が変化 メンズファッション中心の店舗構成に

2011.01.24 11:52

 エイチ・ツー・オーリテイリンググループの阪急阪神百貨店(大阪市北区)は21日、千代田区有楽町の商業施設「有楽町阪急」の全面リニューアルならびに「メンズ館」化を発表した。
 「有楽町阪急」は昭和59年の開業以来、女性ファッションを中心とした店づくりを進めることにより、高感度ファッションストアとして、銀座・丸の内地区で働く女性の高い支持を得て、平成19年度まで収益店舗として黒字を確保してきた。しかし、同社によれば平成19年の「有楽町丸井」開業、平成20年秋以降の銀座地区へのファストファッションの進出など、競合環境が変化し、また、ファッションのカジュアル化への対応の遅れなどもあり、ここ数年の同店舗の売り上げは低迷していた。
 今回のリニューアルは「おしゃれにこだわる大人の男のための高感度メンズファッションストア」をコンセプトとしており、今秋のリニューアルを予定。なお、リニューアル後の同店舗の名称は「阪急MEN‘S TOKYO」となる予定である。




週刊不動産経営編集部  YouTube