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東京ミッドタウンマネジメント 日本の伝統に根ざしたお正月イベントを開催

2011.01.10 10:08

 東京ミッドタウンマネジメント(東京都港区)では、平成22年12月28日から平成23年1月10日まで「東京ミッドタウンのお正月2011」を開催した。
 東京ミッドタウンでは開発コンセプト「JAPAN VALUE」のもと、日本の新しい価値・完成・才能を発信する街づくりを進めており、今回のイベントもそのコンセプトに沿った内容となった。
 1月3日に開催された「太夫道中」は、現在日本に4名しかいない太夫を京都の「輪違屋」から招き、格式高くお披露目する特別イベント。
 太夫とは、江戸の吉原では花魁に当たる最高位の芸姑で、茶、書、和歌、聞香、能や舞といった伝統芸能を身に付けた超一流の文化人とされた。位が高く、正高位の官位で、御所に参内して帝にお目にかかれる身分にあり、10万石の大名の格式があったという。
 太夫道中とは、年に数回名姑の供養に太夫が参詣する珍しい行事。東京では滅多に見ることができない貴重な機会に多くの見物客が集まった。
 ほかにも、振る舞い酒や獅子舞、新年の幕開けの「着物初め」にぴったりな京都の老舗「小田章」の着物レンタル、写真撮影サービスなど、日本ならではの風習を織り込んだ正月のイベントとして好評を博した。




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