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JR九州 シェアオフィス・コワーキング事業に参入
2021.04.05 10:39
九州旅客鉄道(福岡市博多区)がシェアオフィス事業を開始する。3月24日に「駅を拠点としたまちの価値向上」を目指し、シェアオフィスとコワーキングスペース事業を展開すると発表。6月末に第1号施設「Q(キュー)」を開設する。
「Q」が開設されるのはJR博多シティ「アミュプラザ博多」の地下1階。施設面積571㎡、シェアオフィス32ブース、コワーキングスペース約60席、コラーニングスペース12部屋で構成される。シェアオフィスは会員制、1カ月単位の固定ブースで、月額4万円から。フリー席が利用できるコワーキングスペースは同じく1カ月単位の会員制のほか、非会員も1時間単位で利用できる。
併設するコラーニングスペースでは語学教室を軸に、外国人と日本人のビジネスマンがグローバルなコミュニティを形成する「会員制語学教室」を開催する予定。シェアオフィスやコワーキングスペースにコラーニングを加えることで、九州と世界を繋ぐビジネスネットワーク構築の機会を提供する。
事業はCO&CO(札幌市中央区)がコラーニングとコワーキング、Zero-Ten Park(福岡市博多区)がシェアオフィスの、それぞれ企画・運営・コンサルティング等を行う。
施設名称の「Q」は合図やきっかけの「CUE」を表現し、新たなストーリーがここから始まることをイメージしている。