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LED光源普及開発機構 11回目のセミナー開催 韓国の事例も紹介
2010.12.20 16:25
12月7日、千代田区内神田でDLEDA(一般社団法人LED光源普及開発機構)によるセミナーが開催された。
開会の挨拶を行ったのはDLEDA会長を務める後藤田正純衆議院議員。同氏の選挙区である徳島はLED関連企業の集積が進んでいることで知られる。
続いて、ソウル市環境政策チームのアン・ギャルチャン氏による基調講演「LED照明の建物エネルギー合理化事業連携法最新版の解説」が行われた。
韓国の総人口の21%が集まる人口密度の高いソウルでは、建物の4分の1が商業用ビルで、その半数近くが築年数20年以上を経過している。ソウル市全体で見た場合の温室ガス排出量の64%がビルによるもので、エネルギーの低効率、環境への悪影響が問題視されていた。そうした中、韓国はビルエネルギー合理化事業(BRP=Building Retrofit Project)を進め、公共機関の照明をLEDに切り替えるといった方策を行いつつあるという。
また平成19年にはソウル新環境エネルギー宣言を発し、環境に優しいグリーンビルへの転換を進めており、10年後にはエネルギー使用量を15%削減、温室効果ガス排出量の25%削減を狙う。