週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

野村不動産プライベート投資法人 日本初のオープン・エンド型非上場私募REIT組成を発表

2010.11.08 13:43

 野村不動産グループは4日、日本初のオープン・エンド型非上場私募REITである、野村不動産プライベート投資法人を組成したと発表した。同投資法人は、野村不動産(東京都新宿区)が開発したオフィスビル・賃貸住宅等を取得し、運用を開始している。なお、同投資法人の資産の運用は野村不動産投信(東京都新宿区)が受託する。
 同投資法人は、これまで野村不動産グループが10余年にわたり蓄積した不動産運用のノウハウを結集して開発された、新しい不動産投資商品である。この10年間、上場REITや私募不動産ファンド等の不動産証券化商品は着実に成長し、投資商品として定着してきた。市場に拡大とともに、投資家のニーズが多様化する中で、現下のマーケットにおいては安定性をより重視した不動産投資商品に対するニーズが高いと判断し、同グループは今回の商品化に踏み切った。
 同投資法人は、「投資口価格の安定性」、「低レバレッジ」、「インカムリターン重視」という、不動産実物投資に近いコンセプトを持たせ、従来型の私募不動産ファンドとは異なるタイプの不動産投資商品を国内の不動産投資市場に新たに供給するとしている。




週刊不動産経営編集部  YouTube