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福岡交通センター 「福岡交通センター」のリニューアル実施 名称を変更し親しみやすい施設を目指す

2010.11.01 14:46

 福岡交通センター(福岡市博多区)では、平成23年の九州新幹線全線開通ならびに「JR博多シティ」の開業に合わせて、JR「博多」駅に隣接する「福岡交通センター」の大規模リニューアルを実施する。また、11月1日より施設名称を現在の「福岡交通センター」から「博多バスターミナル」に変更した。
 同社は今回の施設リニューアルのコンセプトを「庶民的で気軽に利用できる店作り」としており、バスターミナルとしての機能向上と、日常生活に根ざしたテナントの充実を図る。11月1日と平成23年2月19日の2期に分けて実施されるリニューアルでは、ハード面では2階部分に「JR博多シティ」との往来・回遊性向上を目的としたペデストリアンデッキの設置、誘導サイン・施設案内サインの見直し、トイレやエレベーター、エスカレーターなどの共用部についてもリニューアルが行われる。
 ソフト面では、4階の100円ショップ「ザ・ダイソー」を5階に移転。同店舗としては日本最大級となる約3400㎡の売場面積を確保。また、高品質と安価で人気の「ファッションセンターしまむら」の九州都市型店舗第1号店出店について、現在交渉中となっている。さらに、ペデストリアンデッキの接続する2階は全面改装となり、コンビニエンスストアが新たに出店する。この他、8階のレストラン街「博多味のタウン」や、9階の貸ホール機能の充実など、施設構成についてもより利便性の高いフロアレイアウトとなる。




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