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東日本旅客鉄道/ほか 渋谷駅街区の土地区画整理事業を実施 駅ビル再開発や駅前広場を整備 自由通路の設置で街の連続性向上
2010.10.25 15:05
「渋谷」駅を中心とした渋谷駅街区においては、「渋谷駅街区基盤整備方針(平成20年6月)」や都市計画決定(平成21年6月)を受け、鉄道施設の機能更新および駅ビルの再開発と一体的に駅前広場など公共施設の再編・拡充を実施するため、地権者である東京急行電鉄(東京都渋谷区)、東日本旅客鉄道(東京都渋谷区)、東京地下鉄(東京都台東区)および独立行政法人都市再生機構(横浜市中区)で土地区画整理事業の検討を進めてきた。この土地区画整理事業に関して、14日に土地区画整理法第4条第1項の規定に基づき、「東京都市計画事業渋谷駅街区土地区画整理事業」の施行が認可され、事業が着手された。
施行区域は渋谷区道玄坂一丁目、二丁目などの約5・5haで、主な整備内容は「東西駅前広場の整備による歩行者空間の創出、多様な交通手段の結節機能の強化」、「東京メトロ銀座線の橋脚および渋谷川の移設」、「東口駅前広場の地下に雨水貯留施設の設置」、「自由通路を南北2カ所に設置し駅前広場の連続性・一体性の確保」となっている。
なお、施行期間は平成38年度までとなっている。