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野村不動産オフィスファンド投資法人 「JALビルディング」の施設名を変更
2010.10.11 17:45
来年4月マルチテナントビルに転換 野村不動産の管理ノウハウなど活用
野村不動産オフィスファンド投資法人(東京都新宿区)は9月30日、同投資法人の保有資産である品川区東品川の「JALビルディング」について、野村不動産(東京都新宿区)等との間でプロパティマネジメント(PM)契約の変更等に関する契約を締結した。また、これに併せて同物件の名称も「野村不動産天王洲ビル」に変更される。
同物件は現在、所有者から野村不動産100%出資子会社の特定目的会社に賃貸され、日本航空インターナショナル(東京都品川区)に建物全体が一括して転貸されているが、平成23年3月31日に予定されている同社の一部退去に伴い、平成23年4月1日以降、複数のテナントに賃貸するマルチテナントビルとなることが予定されている。そのため、同物件のマルチテナントビルへの転換に伴う建物管理運営業務の内容変更と、円滑かつ迅速なテナントリーシング業務を推進するための対応について検討を行った結果、平成22年10月1日付で野村不動産に委託するPM業務の内容を追加・変更するとともに、平成23年4月1日付で野村不動産をマスターレッシーとするマスターリース形態とすること等の変更を行うこととした。
これにより、同投資法人は野村不動産の有する建物管理ノウハウ、テナント情報、リーシングネットワーク等をフル活用した物件運営体制を構築し、同物件のマルチテナントビルへの転換に向けた早期リースアップの実現および中長期の安定運用を目指す。