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大成建設 超小断面のコンクリートを開発 柱を細くし建物空間の自由度を実現
2010.09.06 17:21
大成建設(東京都新宿区)は、建物空間の自由度を実現し従来より開放的なスペースを提供できるFc200(※Fc=困苦りーおsの設計基準強度)までの超高強度コンクリートを活用した超小断面のコンクリート柱「T-Fine(Taisei-Fine Column)」を開発したことを発表した。
「Taisei-Fine Column」は柱を極力細くし、意匠性・機能性を高めた柱部材であり、細くしたことで建物重量のみを支え、あえて耐震要素としての役割からは除外している。これにより耐震性能を確保する上で制約を受けていた柱の配置を柔軟にすることができ、空間の自由度と柱の配置の可変性が大きく向上している。また、容易に付替ええきる取付部とすることで建物用途やレイアウト変更にも柔軟に対応できる。