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東京建物 JR「前橋」駅前に27階建て「ブリリア」

2021.05.06 12:31

 東京建物(東京都中央区)とファーストコーポレーション(東京都杉並区)は、「JR前橋駅北口地区第一種市街地再開発事業」で建設される高層分譲マンションの名称を「Brillia Tower前橋(ブリリアタワー前橋)」に決定し、販売活動を開始する。
 立地はJR両毛線「前橋」駅に隣接。駅前は広場が整備され、バスやタクシーなどのアクセス拠点となっている。群馬県庁へと続くけやき並木通りの起点でもあり、同物件は、その交通利便性を享受できる駅前生活が可能となる。
 建物は敷地面積3870㎡、延床面積2万8991㎡、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、地上27階地下1階。前橋市では初となる超高層免震タワーマンションとなる。建物の西側には、1階に商業施設、2階に市の子育て支援施設を併設。地域の活性化にも寄与する、賑わいと子育ての拠点としての機能も持つ。敷地内には緑豊かな広場を配置し、人々が集うふれあいの空間を演出。さらに、同物件の一部を災害時における帰宅困難者の一時避難場所としても提供する予定だ。
 建物デザインには、「糸」、「水」、「並木」、「山並み」、「レンガ」といった前橋に縁のあるモチーフを取り入れ、生まれ変わる駅前エリアを象徴する。2層吹抜の開放的なエントランスホールは住まいへの導入を優雅に演出。一画には窓から緑を眺められるステップラウンジを設置し、居住者が木漏れ日の中にいるような安らぎを感じる設計とする。
 2階にはリモートワークに対応するワーキングラウンジと個室のワーキングブースを設置。その他にも、本格的なキッチンを使えるパーティールームや雨の日でも小さな子供が元気に遊べるキッズルームなど、多彩な共用スペースを計画している。
 住居は2LDKから4LDKの全203戸で、60~123㎡と余裕ある専有面積。入居開始は2024年6月下旬を予定している。




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