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渋谷ビル経営者協会 暴力団・性風俗施設排除への対策を講義 ビルの防火安全対策についても触れる

2010.08.30 14:58

 渋谷ビル経営者協会は27日、渋谷警察署内の講堂にて8月の定例勉強会を開催した。今回のテーマは「暴力団、性風俗施設の排除について」。道玄坂を中心として渋谷エリアは暴力団や性風俗の街として定着しつつあり、健全な住宅地・商店街としてのイメージが消えてしまう危険にさらされている。このような状況を渋谷警察署とともに解決する研修会を、同協会相談役の小林幹育氏が会長を務める渋谷ビル防犯協力会ならびに、地域のマンション協議会が中心となり、今回の勉強会が開催される運びとなった。
 当日は二部構成で展開し、第一部では脇谷渋谷警察署長による挨拶、松井渋谷区副区長による挨拶が行われた。その後、第二部では「ビルオーナー対策について」、「暴力団排除について」、「ビルの防火安全対策について」、「ビル設置看板の問題について」をテーマとする講演が、警視庁・渋谷消防署・渋谷区役所から担当者を招き行われた。
 この中で、性風俗に関するテナントへの対策として、ビルオーナーは場所提供の禁止、場所提供の中止義務、再発防止のための標章の貼付などが、参加者に向けて解説された。




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