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「東急百貨店本店」取り壊し再開発 LVMH系の投資会社と共同で「世界基準の施設」に
2021.05.17 11:35
東京都渋谷区の「東急百貨店本店」が取り壊され、再開発される。13日、東急(東京都渋谷区)が発表した。
東急と東急百貨店(東京都渋谷区)は13日付けで、ルイ・ヴィトンなどの高級ブランドを展開するLVMH(フランス・パリ)グループの不動産投資会社、LCRE(イギリス・ロンドン)と3社での開発推進に合意した。開発の概要や規模、用途、百貨店の再開などは公表されていない。東急では今後、企画検討・設計などを実施する。
「東急百貨店本店」は2023年春以降に解体を始める。隣接する文化施設「Bunkamura」は計画に合わせた大規模改修工事を実施するため、2023年4月から長期休館する。東急グループの文化事業活動は継続する。
開発地は渋谷の商業エリアと松濤の住宅エリアの結節点。東急では「渋谷エリアで多数の複合施設の開発・運営や渋谷の魅力向上に向けてさまざまな取り組みを行ってきた東急グループと、グローバルな不動産開発投資会社としてアイコニックな複合施設開発を手掛けるLCREがパートナーシップを組み、隣接するBunkamuraとの一体化により、『感動』、『高揚』など真の豊かさを感じる、日本を代表するワールドクラスクオリティの施設を創出します」と意気込む。