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日本郵政/ほか 大阪駅西地区の再開発計画延期を発表 具体的なスケジュールは今後協議・検討 施設内の劇場設置に関して予定変更はない模様
2010.05.24 17:19
日本郵政グループの日本郵政(東京都千代田区)、郵便局(東京都千代田区)と西日本旅客鉄道(大阪市北区)は18日、両社がJR「大阪」駅前で計画していた再開発について、昨今の経済状況を理由に延期することを発表した。今後の具体的なスケジュール等については、両社の協議の上検討が進められるとしている。
この計画は「大阪」駅南口に隣接する旧大阪中央郵便局と、西日本旅客鉄道が隣接地に保有する「大弘ビル」、立体駐車場を一体開発するというもの。平成20年12月の日本郵政グループによる発表によると、計画建物の延床面積は約21万3000㎡、規模は地上40階地下3階塔屋2階。郵便局、劇場、商業施設、賃貸オフィスなどで施設が構成される。当該地が西日本一のターミナル駅である「大阪」駅と面的整備の進む西梅田地区との結節点に位置することから、地上1階・2階および地下1階の各レベルでの歩行者ネットワークを構成することで、新しい賑わいの核となることを目指していた。
なお、劇場部分に入居する予定であったオリエンタルランド(千葉県浦安市)との契約が解消となっているが、劇場の設置に関しての予定変更はないとのことである。