週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
三井不動産 アウトレット施設中国地方で初出店 観光スポットと連携し倉敷の活性化にも寄与
2010.05.03 11:28
三井不動産(東京都中央区)は、同社アウトレット施設としては中国地方初出店となる「(仮称)三井アウトレットパーク倉敷」の開発に着手することを発表した。なお、開業は平成23年冬を予定している。
同計画地は、岡山県の中核都市・倉敷市の玄関口である倉敷駅前に位置しており、山陽自動車道と岡山自動車が交わる倉敷ジャンクションに近接し、中国地方や四国地方はもとより、関西エリアなど広域からの交通アクセスに優れた立地となっている。
施設概要は、敷地面積約6万6000㎡に、店舗面積約2万㎡、約100店舗を計画している。建物のデザインコンセプトを”倉敷の森”として、水と緑に囲まれた心安らぐ環境共生型のショッピング空間を提供している。
店舗構成は、レディス・メンズファッション、キッズ、スポーツ&アウトドア、アクセサリー、ファッション雑貨など、国内外の有力ブランドをはじめ、倉敷市を訪れる年間約600万人以上の観光客も楽しめる施設となる。
また、同アウトレット施設は、地域住民に長く親しまれてきた「倉敷チボリ公園」跡地における、イトーヨーカ堂の商業施設との一体的な開発であり、両施設が連携して町づくりを行うとともに倉敷美観地区等の多くの観光スポットとも連携を図り、地域活性化に寄与するとしている。