週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
不動産業界往来
2010.03.22 12:34
■ネクストが子会社の株式取得を検討
ネクスト(東京都中央区)は、平成22年3月12日開催の取締役会において、同社の連結子会社で伊藤忠商事との合弁会社であるウィルニックに関して、伊藤忠商事が保有する同社株式をネクストが譲り受けることにつき、検討を開始したと発表。ウィルニックはネクストが66%、伊藤忠商事が34%を出資して設立。ウィルニックは主にハウジング事業、リフォームネット事業を行っている。
■プロスぺクト・リート投資法人が不動産市場安定化ファンドから資金借り入れ実施
プロスペクト・リート投資法人(東京都千代田区)は、不動産市場安定化ファンドによる信託を通じた融資を受けたことを発表。不動産市場安定化ファンドは、JREIT市場の安定化および再編を支援することを目的として設立された官民ファンドであり、同ファンドを通して融資が行われたのは今回が日本で初めての事例となっている。
■グローバル住販が株式移転による持株会社の設立を決議
グローバル住販(東京都新宿区)は、平成22年3月8日開催の取締役会において、平成22年4月9日開催予定の臨時株主総会において関連決議案が承認可決されることを条件として、株式移転の方法により、株式会社THEグローバル社を設立することを決議したと発表した。設立の目的として、同社は戦略的かつ機動的な事業展開と事業運営を推進できる体制を強化することが不可欠であり、業界の市況回復による競合他社との競争激化を避けるべく、優位性を向上させ、グループ全体の経営・事業戦略の立案及び経営管理機能を強化させることが最重要であるとの考え、持株会社の設立を決議したとしている。
■日神不動産が子会社の合併および社名変更を発表
日神不動産グループ(東京都新宿区)は、グループ再編の一環として連結子会社である日神住宅流通とグッドリフォームの合併を行い、合併後に社名を日神住宅サポートに変更することを発表した。同社は賃貸管理事業とリフォーム事業を1社で提供することで、サービス向上と、営業の効率化、事務の効率化を狙いとしている。