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竹中工務店 東京本店社屋で大幅なエネルギー消費削減達成 各設備の運用改善し4年間で20%削減
2010.03.15 11:14
竹中工務店(大阪市中央区)は、江東区の東京本店社屋の年間エネルギー消費量を旧社屋の平成14年~16年度平均消費量と比較して、稼働初年度の平成17年に総量で34%の削減、さらに平成21年には総量で47%の削減を達成した。同社の東京本店社屋は、自然通風・自然採光集熱ダクトなどの自然利用に加え、自然利用併用の空調システム、高効率熱源システム、センサー制御による照明など多くの環境技術を採用している。
同社では平成17年の社屋稼働から現在まで、社内に建物運用の最適化を推進するワーキンググループを設け、継続的な運用改善に取り組んできた。その間、20項目を超える運用上の省エネルギーの取り組みによって、平成21年の年間エネルギー使用量を平成17年比で20%削減した。同社によると、今後もさらに次世代技術を導入し、継続的な運用改善を進め、エネルギー消費量の削減を図っていく予定である。