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日本賃貸住宅投資法人 合併に関する基本合意書を締結 プロスペクト・リートが消滅へ

2010.03.08 12:06

 日本賃貸住宅投資法人(東京都港区)とプロスペクト・リート投資法人(東京都千代田区)は、26日開催の投資法人役員会において合併に関する基本合意書締結を決議したことを発表した。
 両投資法人は、REIT破綻懸念の後退などによるJーREIT市場を取り巻く環境の改善がみられている中、新たな成長機会を探るべく、それぞれの成長戦略及び財務戦略を詳細に検討した結果、合併により資産規模の拡大、負ののれんの活用、財務面の安定化などの実現を図ることが両投資法人の企業価値の更なる向上につながるという共通の認識を得るに至り、同日合併に関する基本合意書を締結したとしている。
 同合併に係わる割り当ての内容として、吸収合併存続法人である日本賃貸住宅投資法人と吸収合併消滅法人であるプロスペクト・リート投資法人の割合が1対0・75となっている。
 同合併は企業結合に関する会計基準における取得に該当し、パーチェス法を適用することを前提としている。また、負ののれんが発生する見込みであり、金額が確定次第発表するとしている。




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