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森ビル/三菱地所/同志社大学 知的照明システムの実証実験を開始 丸の内と六本木でデータ収集し検証 ワーカー個人が色温度・照度を使い分け
2010.03.01 10:39
森ビル(東京都港区)と三菱地所(東京都千代田区)は、同志社大学による知的照明システムの研究開発に協力し、「丸の内」と「六本木」において同時に実証実験を開始した。この実証実験は、両社が所有する稼働ビルの一部に人工知能により照度・色温度可変型照明制御を行う「知的照明システム」を導入。オフィスワーカーが日常的に利用するデータを収集し、同システムの実用普及に向けた課題検証、更なる技術改良の研究開発を支援するものである。
実験場所は千代田区丸の内の三菱電機本社オフィスの一部、ならびに港区六本木の六本木ヒルズ森タワー内、森ビル本社オフィスの一部で、期間は平成22年1月から平成23年3月までとなっている。両社は各々の不動産事業を通じてCO2排出削減をはじめとする環境負荷低減と環境配慮新技術導入を進めており、今般の実証実験協力もその一環として行うもので、今後も環境に配慮したまちづくりに取り組むとしている。