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バルテック 無人化ソリューションを提供開始 シェアオフィスや時間貸しスペースなどの無人オペを実現

2021.05.31 11:05

 バルテック(東京都新宿区)が、スマートロックや入場ゲートを利用した店舗無人化ソリューションの提供を開始した。
 一般的にスマートロック、予約システム、入退場ゲート、キャッシュレス精算機などを揃えようとすると別々のメーカーに依頼することになるが、同社の場合は1社で全てを揃えることが可能なため手間とコストを大幅に低減できるとしている。
 同社のシステムでは、予約から解錠・入場までスマートフォン1台で行うことが可能。WEB上の予約サイトから日時や場所を指定し、発行されたQRコードを入室用アプリにかざすと自動で解錠される。予約履歴は管理画面から確認でき、時間単位での課金やクレジット決済も可能となる。
 スマートロックにリストバンドをかざすことで入場が可能になる入退場ゲートも用意する。ゲート前にキャッシュレス精算機を設置し、入場券購入後にリストバンドを発行。リストバンドをかざして入場後、延長時間が発生した場合には追加料金を精算すると退場が可能になる仕組みだ。2人以上の同時入退場を検知し、不正な入退場も防止する。
 また、レンタルオフィスやシェアオフィス向けに、入居者呼び出しに便利な受付システムも用意。エントランスからダイレクトで入居者のスマートフォンに内線連絡を入れることができ、受付や取次を行うスタッフが不要となる。また、同社ではニーズに応じた様々なカスタマイズにも対応している。
 店舗の無人運営が可能になると、受付スタッフ等の人件費やバックオフィス業務を削減でき、サービスの質の向上や新サービスの開発などに注力することができる。加えて利用者のスマートフォンで予約・解錠を行うことから利用状況をクラウド上で管理でき、管理者やスタッフが場所を限定されずに働くことができるメリットも生まれる。
 今後バルテックは、シェアオフィスや時間貸スペースにとどまらず、セルフジムやセルフエステなど、省コストで他店舗との差別化を図りたいユーザー向けに導入提案を加速したい考えだ。




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