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「豊海地区第一種市街地再開発事業」権利変換計画認可 地上53階・総戸数2077戸の複合ツインタワー開発が本格スタート
2021.05.31 11:24
今月24日、「豊海地区第一種市街地再開発事業」の権利変換計画が東京都知事の認可を受けた。
用地は都営大江戸線「勝どき」駅から徒歩9分の清澄通り沿い。約2haの区域に、総戸数2077戸の共同住宅、店舗、区民館、診療所や保育所等が入るツインタワーを新築する。建物は敷地面積1万5900㎡、延床面積22万6100㎡、地上53階地下1階。敷地内には防潮堤や約4200㎡の広場を設け、賑わいある生活利便性の向上を図るとともに、防災機能の向上や、周辺市街地の歩行者ネットワークや多様な交流に配慮した緑豊かなオープンスペースを創出する。
同地区を含む豊海・勝どきエリアは都心部と臨海副都心部を繋ぐ地域として広域交通ネットワークの強化が図られている。水を身近に感じられる貴重な自然環境を生かし、住宅を中心とした大規模開発が進む一方、広場機能の拡充による地域コミュニティや交流拠点、防災機能の充実等が求められている。
プロジェクトは三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)、東急不動産(東京都渋谷区)、東京建物(東京都中央区)、野村不動産(東京都新宿区)、三菱地所レジデンス(東京都千代田区)、清水建設(東京都中央区)の6社が参画。豊海地区市街地再開発組合の一員として、権利者とともに推進しており、2023年1月に新築工事着工、2027年に建物竣工を予定している。
各社は多様な人々が快適に暮らし、交流できる魅力ある街づくりを目指すとしている。